② 人間関係で世界を見るーその2 関本塾 足つぼマッサージ 癌 うつ病 岡崎

       人間関係で世界を見る        ーーその2
 
    猫に学ぶ

 写真にある猫の写真は、私の趣味だから、と言うわけだけではありません。よく見ると関係性の違いを感じます。モデルはキヨちゃんとこの猫です。
 この猫たちは一緒にいても、<私達>と言う認識がありません。先日、サンガクさんが、子猫を探していると言う事で、1匹もらってもらいました。だから今は一匹居なくなりました。しかし、この猫たちは何も起きなかったかのように日向ぼっこをしています。つまり兄弟同士の猫でも、関係無いのです。
 もらっていったサンガクさんは「子猫が幸せになる」と満足し、もらわれって行った子猫は、誘拐されたと大騒ぎでした。僕は他者として見ていて面白かったのです。
猫には私達という関係が人間のようには無いんです。では、まったく無いかというとそうではないと思います。

 私達という認識は情報〔知識〕の共有と言うシステムです。元は共に繁栄するということから来ていると思います。それは、すべての生き物が持っていると思います。そうでない生き物もあると思いますが、たぶんその生物はすぐ絶滅するでしょう。
 オス・メスの区別も、遺伝子を交換する事によって情報を広く伝えていくものだと思います。 
先の記事にあるハチやアリも、餌の場所や敵や味方の情報を交換しています。それ以外の生き物、単細胞のゾウリムシまでも小核の交換という手段を使って情報をやり取りしています。珊瑚や植物もしています。人間だけではないんですね。

 では何が違うかというと、<個人の持つ情報が膨大になった事>と<情報の共有量が膨大になった事>です。情報も無く、共有も無ければ文明もできず、日本が外国を知らず、インドシナ半島に石油があるとしなければ、石油が必要とする情報が無ければ、第2時戦争は無かったでしょう。
 今、僕がしている文字を書いてる事、そしてインターネットで公開する事は、生物の基本的渇望を、そのまま表現している事なのです。

 その結果、パソコンはHDDの容量が100ギガを越え、インターネットの共有サイトを使えば無限にデータが手に入り。部屋に閉じこもっていても、生きていけるし、仮想の世界に自分を作り、仮想の社会で生きている気分を味わえるようになりました。
 まるでパソコンは人間の脳の不足分を補い、拡大を続けているのです。人間の社会は、生命のシステムそのものであり、コンピューターもまた、人間の脳そっくりなのです。 
 そして、社会の問題や、パソコンに起こっているエラーのような事が、人間の体の中・脳でも起こっているのです。面白いですね!。
その中にいくつか現代的な問題があります、3つだけ書きます。
① 脳が肥大して、脳を常に使うと、体が動かなくなってしまう。
② 私達の世界を自分だと思ってしまう事。
③ 情報を選択・コントロールできなくなる。

 ③はご想像のとうりなので書きません。まず①はのことを書きます。


 人間は、人間の活動は本来、(1)視覚・聴覚など末梢神経を通して情報を取り、(2)脳が情報を処理して、(3)行動を起こす、のです。
具体的に言いますと、(1)お腹がすいたと感じ、(2)何を食べようかと考え(3)食事を作り・食べるということです。
 ところが、テレビで料理番組を見ていると、食べたばっかりでもお腹がすき、アクション番組を見ていると、お腹がすいていても脳が無視してしまいます。
 つまり、上に書いた(1)~(3)のサークルがうまく起動しなくなり、内面から起きる病気の原因になるのです。このサークルが反対に回る事は考えられないと思うでしょうが、そういう場合もあるんです。薬物中毒など覚せい剤を使ったりすると、例えば<脳が皮膚の上に虫が這えずり回っていると感じ、窓から飛び出したりします>。
各病気の具体的なことは後日書きますが一言だけ。
 自律神経・免疫系の病気は(1)と(3)を徹底的に使う。寒い・暑い・圧力・痛みを感じる生活。体を動かす生活に変えることです。

②は、先に触れていますが別の観点から。
 先日ニュースで、小学生の作文から大学生のレポートまで、インターネットで検索し文章をコピーして、書き加えたりして提出する事が今や常識となりつつあるという報道がありました。んんん~~ん!ここまで来たか、という感想です。
 自分で考えないで周りの情報で済ます。まさに人間のすることだ!。人間的だと思ったのでした。私達の世界の情報はすなわち自分だと思ってしまうのですから。
 この場合は本人の自覚がありますけど、それを評価する側(教師・教授)には無いんですね。そもそも大学に残って、学会で認められると言う事は、過去の知識を共有し、回りの人間と共通する認識が多い事であり、自分独自の認識・感想を持つ事が少ないという事、なのです。僕のように<遺伝子は突然変異だけでなく、発生から成体までの環境への変化を継承する>、といった独自の考えでは大学に残れないのです。
と、言いながら僕の考えもコピー・ペースト、人類の考える事はそう大差無いのです。 
 考えだけでなく、感情もです。人の事を笑ってはいられません。病気の相談受けていて、薬の飲みすぎで動けなくなったりすると、自分の事のように腹を立てるのですから。

 そして、人間と他の生物との違いはもう一つあります。これはたぶんですが。それは他者の存在が在るか・無いかと言う事です。牛や豚がとさつ場で死を前にして、<神に祈る>事はまず無いと思うからです。 


ここで、人間関係の問題を二つに分けてみます。

① 日本人のストレス・悩みの多くは<私達>の世界の中の事だどと思います。
家庭の問題・会社での関係・友人関係・近所づきあい・お金の問題(この問題の多くは家族を養うとか、付き合いにお金がいる・子供の教育費とか、自分が一人で食べていく問題ではありません。家族や人ととの関係から生まれてくるものなのです)。
 この<私達>の中は、私と私の集団なので<エゴとエゴ>ぶつかるのは当然なのです。自分の考え・意見が人と違ったり・違ってきたりするのが自分なのですから。
ではどうすれば生きやすいか。
 それは私達という自分を包む壁を低く・広くするべきなのです。「あんな人は○○ではない」とか「わたしは彼らとは違うから○○・・」とか、区別して関係を絶っていくのではなく、「ああ、あんな人もいるんだな・・、」と、頭の中に違う人の存在を入れていく。

 ここで問題なのは、自分(自我)があいまいであったり、はっきりしないと壁自体を意識できません。<みんなの意見>が<自分の意見>であると、他人が気になって自分で壁を下げる(広げる)事ができないからです。だから、孤立するかもしれない、と覚悟する事が広げる事になるのです。そして広げていくと、自分がはっきりしてくるのです。
 しかし孤立はしません。外の世界は、もっと広い世界が待っているのですから。
 逆に私達という世界が強固で狭いと、みんなに合わせなくならなくて、窮屈になります。しっかり頼りあえることによって幸せを感じるかもしれません。しかし、自分はあくまでも<人とは違う事>を忘れてしまうと、トラブルになってしまうのです。
 いずれにしても、私達という世界に住んでいる事を意識し、自分との区分をはっきり意識する事が問題解決の糸口なのだと思います。

② 最近の事件で問題になった、無差別殺人・秋葉原の事件などは、先に書いた関係性の問題とは異なる問題を含んでいます。(事柄や事件の背景には常に2つの事を考える必要を感じます。1つは社会的問題、もう一つは個人の問題。ここでは社会的問題を取り上げません。個人・自分として、加害者にも被害者にもなる事を考えます。)
 それは他者と私の関係です。
 
 民主主義の時代、孤立も集合も自由です。親子関係も近所づきあいも・友人関係も職場の関係も、今までのようには束縛されません。欧米の人の中には一人で住みたいと都会を離れ、山小屋で暮らす人も結構います。日本では自分から進んで一人暮らしは、まだ珍しいですね。
 しかし、望むと望まないに関わらず、まったくの孤立してしまう事があるのです。死別や差別や偏見によるもの、いじめによる無視など、さまざまです。私達と思える関係が無い、少ない人達の事です。
 しかし、孤立と孤独とは違います。大家族で、大勢の家族に囲まれていても、孤独を感じている老人は多いのです。老人ばかりか、嫁も孤独だったり、かわいがられているはずの孫も孤独だったりします。その反対でひとりで生活していても孤独を感じない人も大勢います。

 つまり、一人だから孤独ではなく、<他者〔理解できないものの存在〕が自分の中にあるかどうか>がカギなのです。まったく寂しさを感じない人はいませんが・・、と言うよりそこが根源的な問題ですね、欲望が消えないと同じように消えはしないと思います。しかし、そこに納得できるものがあると思うのです。
 人間は知らぬ間に自己が肥大してしまい、他者を排除してしまいます。自分や私達だけの世界になってしまう、エゴの拡大ですね。その排除した分だけ、不安が増えていく気がします。つまり他者の存在と不安は反比例すると言うわけです。

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                                          つづく

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プロフィール

関本塾 岡崎市

愛知県の山奥生まれ、岡崎市に住んでます。そば屋を27年、足つぼマッサージ7年、三味線も弾きます。
 趣味はたくさん、山登り・音楽(作詞・作曲)・オートバイ・旅行(バックパッカー)・手作り工作・猫のミーちゃん・生物医学、などなど、
 癌になって気付きました。心と体の開放(生き生きする事)が1番大事だって!!

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